ホーム>社会 2001.05.27(日)12:14

1000ウォン札から食中毒菌検出

 市中に流通している1000ウォン札から食中毒やニキビなど化膿性疾病を誘発する病原菌9種が検出された。27日、順天郷(スンチョンヒャン)大学の呉渓憲(オ・ケホン・45/生命科学部)教授が発表した「通用貨幣による病原性微生物感染調査」によると、1000ウォン札紙幣50枚を標本調査した結果、全ての標本で食中毒の原因になる病原菌が検出されたことが分かった。

 呉教授は昨年6月から1年間、G節別に2回ずつソウルの地下鉄駅をはじめ忠清(チュンチョン)南道・天安(チョンアン)と温陽(オニャン)地域の市場で流通される1000ウォン札50枚を収集し、特定の細菌だけ育つ選択培地に培養した結果、食中毒の原因になるサルモネラ−シゲラ菌、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus Aureus)などが確認されたと明らかにした。

 呉教授は「紙幣を財布など清潔な所に保管せず、数えるとき唾をつけたり、食べ物の近くに置く習慣が紙幣を汚染させた結果だ」とし、「紙幣のみならず、小銭や紙幣計数機を通じて感染する可能性もある」と付け加えた。







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