コレラが全国に広がりつつあるなか、コレラ患者が計２００人に上ると見られており、防疫当局が非常体制に入っている。
また、すでに永川（ヨンチョン）のバイキング食堂で食事をした人が家族にコレラ菌を移し「２次感染」が起きていることが確認された。
今回の事故の中央疫学調査班長である国立保健院の梁秉国（ヤン・ビョングック）疫学調査課長は６日、「これまでの勢いでいくと、永川のバイキング食堂で先月２３〜３０日にわたって食事をした約２０００人のうち１０％の２００人ほどがコレラ患者として判定されそうだ」と明らかにした。
梁課長はまた、「永川のバイキング食堂で食事をした人の家族のなかでも、コレラと見られる患者が数人発見されており、２次感染が始まったことが分かった」と述べた。
同課長は「２００人という患者数は、２次感染は考慮していないものだ」としたうえで、「仮に２次感染が広がるとすれば、コレラ患者数は爆発的に増えると懸念される」と話した。
保健院の予想通り患者数が２００人に上った場合、単一感染場所で発生したコレラ患者数としては史上最大の規模だ。コレラ患者数は、１９７０年以降７０年に２０６人、８０年に１４５人、９１年に１１３人を記録した以外は、全く発生しない年（昨年と９８年）もあり、１ケタ、２ケタにとどまっていた。
保健院は、コレラの感染周期が菌に接触した後７〜１０日の間であるため、問題の食堂が先月３０日まで営業をしていたことから、今週末ごろがコレラの集団発生の山場になると見ている。
一方、保健院は６日、大邱（テグ、７人）、京畿道金浦（キョンギド・キムポ、１人）で８人のコレラ患者が追加確認されたと発表した。
これを受け、これまでの総患者数は５１人（蔚州郡患者１人を含む）に増えた。
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